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「勉強するということ」

         

(写真は準備中です)
  校長 反町 聡之 

                   学校長  反町 聡之

 小田原高等学校全日制のホームページ(HP)をご覧いただきありがとうございます。平成28年4月1日に平塚工科高等学校より転任してきました反町聡之(そりまちさとし)と申します。今後とも、よろしくお願いたします。このHPを多くの方々にご覧いただきたいと願っています。

 小田原高校に着任して、最初に大変環境のよい場所にある学校だと感じました。駅からしばらく坂道を歩くと、通称100段坂(実際は131段です。)と言われる階段に着きます。階段を登るとそこは緑豊かな場所です。正門から振り返ると丹沢の峰々が見渡せ、場所を変えれば箱根の山々も視野に入ります。仕事が終わり夜になって帰るときには、100段坂の上から小田原市内の夜景と相模湾が見えます。

 次に感じたことは、その伝統と歴史です。中でも圧倒されたのは、体育館の正面に近代日本の基礎を築いた東郷平八郎と山縣有朋によって揮毫された校訓「堅忍不抜」「至誠無息」が設置されていたことです。

 この環境豊かで伝統ある小田原高校に着任し、日々身の引き締まる思いです。

 小田原高校全日制のHPの「学校長のことば」に何を書くか悩みましたが、私の思いはいつも一つなので、それを載せさせていただきます。以下の文章は、実は平成28年度版の「進学のしおり」の校長あいさつ文と同じですが、HPに載ることで多くの方々、特に現在中学校に在籍している生徒の皆さんに読んでいただきたいと思います。

 『平成28年度版の「進学のしおり」を作成する担当者から「学校長のことば」を依頼されました。着任してきたばかりの校長にとっては、なかなか困難な作業であると頭を抱えています。大嶽前校長の様な、知識豊かで力強く歯切れのよい文章を書くことができません。つくづく文章を書くことの難しさを痛感します。このようなときに考えることは、高校時代にもっと「国語」をしっかりと勉強しておけとけば良かったということです。しかし、この考えはそのときを過ぎてしまった者からは「愚痴」になります。だから、逆に今、勉強できるという時間の中にいる高校生が大変羨ましいです。

 今から20年前に、私はある世界で最も貧しい国で2年間暮らした経験があります。私は、その国で現地の子供たちに理科と数学を教えていました。もちろん授業は現地の言葉を使い、生活もすべて現地の言葉でした。また、現地の教員達とこの国の教育に関する議論や政治・経済・宗教・思想等の議論も、全て現地の言葉を使用しました。(そのように24時間、現地の言葉を使っていると、寝ているときに見る夢も現地の言葉になってきます)。そのような経験から痛感したことが三つあります。一つ目は母語以外の他の言語を取得するとき、その時点で持っている母語の能力以上には他の言語の能力は伸びないということ。逆に言えば、母語以外の他の言語の能力を伸ばしたいなら、母語(国語)の能力を大変高くしておくといいということです。二つ目は他の言語で様々な事柄について議論するとき、もちろんその言語の単語の数、言い回し等、技術的な部分等の能力は必要です。しかしながら、それはあくまで相手に伝える道具だということです。他の言語を使いながら他の国の人達と議論し、自分の考えを論理的に相手に伝え理解してもらうことや、ときには相手を説得することは大変困難なことです。そのとき必要なことは、自分の母語で勉強した、多くの様々な深い知識・論理的思考力・問題解決能力・コミュニケーション能力・表現力等が絶対的に必要だということです。そして、最後の三つ目ですが、私はその国で現地の人はもちろんのこと、イギリス、アメリカ、オランダ、ドイツのボランティアと一緒に仕事をする機会も多くありました。やはりそこで感じたことは「日本で嫌われる人間はどこの国の人にも嫌われる」ということです。つまり自分勝手や他人の気持ちがわからない、協調性がない、威張る、意地悪等々、逆に言えば日本で好かれる人は文化や言葉の違いを超えても好かれ信頼されるということです。そしてその信頼があると、過酷な環境の中でも、お互いに励まし合いひとつの仕事を成し遂げることができます。

 生徒の皆さん、猛烈に「勉強」(ここでの勉強は狭い意味での勉強だけを指していません)してください。私は、その国で暮らしているとき何故もっと学生時代に勉強しなかったのだろうかと「愚痴」をこぼしていました。「勉強」する理由は、「勉強」しているときには実感としてわからないのです。将来一人ひとりが個々の経験をしたときに、何故「勉強」するかが痛切に実感としてわかるのです。皆さんは「今」勉強する時間と機会を十分に与えられています。将来いつか出会う、「勉強を必要とする経験」が充実したものになることを心から期待します。

 そしてそのためにも、この「進学のしおり」を熟読し、将来の高いレベルの進路実現を達成してください。

                               平成28年4月16日

                               神奈川県立小田原高等学校 校長室にて

 小田原高校の生徒の将来高いレベルの進路実現を可能にするため、教職員が一丸となって教育活動を行います。今後ともご支援とご理解をお願いいたします。

                               平成28年4月29日

                               神奈川県立小田原高等学校 校長室にて

110年の伝統が育む進学重視の単位制システム

単位制システムによる学力向上プログラム(小田高学力スタンダード)

  • 幅広く充実した教科・科目の学習を通して、確かな学力を身につけさせ、その上に、進学希望に応じた発展的・応用的な学習をさせる。
  • 小集団・習熟度別授業などの導入により、得意科目を伸長させ不得意科目を克服させる。

単位制システムによる進学重点プログラム(3年間を見通した小田高進路ストーリー)

  • 生徒一人ひとりの適性や興味・関心に応じたキャリアガイダンスの充実を図り、将来の進路を見据えた科目を選択させ、主体的な学習に取り組ませる。
  • 進路ガイダンスの充実を図り、個々の進路目標を明確にさせる。

110年の伝統に培われた教科外活動の充実による人間形成プログラム

  • 特別活動(学校行事や生徒会活動・HR活動)や課外活動(部活動など)を充実させ、豊かな人間形成を図る。
  • 広い視野を養い世界の人々と共生できる態度を育てる。

 本校は現在、学力向上、進学重点、人間形成の3つのプログラムを推進し、単位制高校の特色を活かした確かな学力を育む教科指導に基づいて 高い水準の大学進学を実現すること、勉学は勿論のこと、部活動や学校行事にも一生懸命取り組める、知・徳・体のバランスのとれた自己管理能力に優れた人材の育成を目指しております。 そして、このことにより地域社会や国際社会の発展に指導的な役割を果たす多くの卒業生を輩出できるよう、110年の歴史と伝統が育む進学重視の単位制システムという 新たな教育システムの確立を目指しております。

 少子高齢化の21世紀の日本はこれまでの経験則が通用しない社会であり、自分自身の主体的判断と自己責任による積極的な課題解決でしか豊かな社会生活を切り拓くことはできません。 本校では、生徒や卒業生が現状に満足することなく、飽くなき探究心と集中力をもって変動する社会に的確に対応できるよう、情熱と優れた指導力、スキルを備えたスタッフが、 生徒一人ひとりに手厚い教科指導と進路指導を行っております。

 中学生の皆さん、小田高では、本校を目指す皆さんの「夢を育み、夢を実現する」支援を教職員が一丸となって展開しています。是非一度自分自身の目で確かめてください。お待ちしております。



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